私は永進テクノ株式会社、代表取締役の鈴木 道雄と申します。今日まで数百社にわたる金属加工の現場を拝見し改善提案をさせて頂く中で感じたことを皆様にお伝えし、少しでも御社の発展のお役にたちたいと考えております。 今回のプレゼンテーションでは、現場をキレイにして利益を増やす「エコイット」の導入をお勧めする理由をお話しております。どうぞ宜しくお願い致します。
Profile 鈴木 道雄
1976年、兵庫県生まれ。
2002年、永進テクノに入社し、経理・品質保証・購買・営業など各部署を経験。
2009年、副社長就任。リーマンショックで仕事が激減し、当時開発した浮上油回収装置をデモ機持参し、県内で飛び込み営業を行う。
2010年、全国展開を試みる中、TVで自社製品が取り上げられた際に出演しPR。同年、海外へも進出。海外事業総責任者を担当。
2011年5月、代表取締役に就任。
現在、クーラントタンク清浄化装置トップメーカーを目指し奮闘中です!!
経営理念「自ら考えチャレンジすることで、専門家としてお客様と社会の発展に貢献する」
企業理念「信義誠実・技術の探求・明るい企業」
回収しなければならないのは浮上油だけではありません。
本当のクリーン化のために、我々は「エコイット」を提案します。
鈴木:現在国内には多くの「浮上油回収装置」が存在しています。その代表として「ベルト式のオイルスキマー」が一般的に多く採用されています。 そして既にこのような回収装置を導入されていらっしゃる会社様は多くいらっしゃると思います。
■ それでもあえてエコイットをお勧めされる理由が何かあるのでしょうか?
鈴木:従来の油回収方法ではタンクから浮上油すら除去できていないケースを多く見てきました。 利益を生む事を考えれば、回収しなければならないのは浮上油だけではありません。 浮上している微細なスラッジを回収することで驚きの効果が生まれます。また、それは大きな利益を生みだす改善となるはずです。
■ 従来のものよりも、よりクリーンに。さらに利益増につながると?
鈴木:そうですね。我々は、クーラントタンクに対して本当のクリーン化に是非とも取り組んで頂きたいのです。 そして、それを可能にしたのが弊社特許技術で開発された「エコイット」なんです。
■ 大きな利益を生み出すためには、どの様に「エコイット」を使えばよいのでしょうか?
鈴木:まずはクーラントタンクの現状を良く知ることが重要です。利益が増やせるのはもちろんのこと、現状の設備で生産を増やすことも可能だと考えています。つまり我々が提案するのは最小限の投資で今まで以上に効果を出し、利益を生んで頂くことなんです。
※エコイットを導入してクリーンな作業環境を実現
クーラントタンクの管理を考える上で本当に必要なのは
切削液の専門的な管理ノウハウなんです。
■ 簡単に説明して頂けますか?
鈴木:まず、加工で各社同じものを作っても異なる利益が生まれる要因は、以下の5つだと考えています。
1) 工作機械
2) 刃物
3) 切削液
4) プログラム・治具
5) 管理システム
1から3は各メーカーにノウハウがあり、何を選択するかが加工会社のノウハウになります。
4と5は長年蓄積された会社独自のノウハウがあるはずです。
ここで、本当の専門的ノウハウがないのは3の切削液の管理についてです。
■ 切削液の管理ノウハウとは?
鈴木:本来、切削液は人間で言えば血液であり、工作機械と刃物を良い状態で動かすために必要とされているものです。
しかしながら現状は、非常に汚れた液を使い、工作機械や刃物を消耗させながら加工を続けてしまっています。現場の今までの経験に基づき、最適な管理手法が見つからないまま管理されてきました。
※計画通りのメンテナンスサイクルが維持できずに、汚れてしまった切削液。機械や刃物の劣化の原因となる。
■ なるほど。それは大問題ですね。現場ではよくあることなのでしょうか?
鈴木:機械を導入して、刃物を選定した後に、計画していたような精度・交換サイクル・メンテナンスサイクルが維持できないということは、実は良くあることです。 それを考慮して、きちんとメンテナンスを行うことがまさに「現場のノウハウ」でもあったのです。
■ 長年のカン頼りというか、マニュアルが無い状態というか。非常に感覚的に行われている部分でもあるんですね。汚れの原因を曖昧にしているといった問題もあったりするのでしょうか?
鈴木:さすが、鋭い。今そのことに触れようとしたところでした(笑)おっしゃる通り、根本は切削液の汚れなんです。さらに、汚れの要因として混入する不純物には3つあります。 一つ目は浮上油、二つ目はスラッジ、三つ目はバクテリアです。それぞれが切削液を腐敗劣化させ、加工精度を不安定にし、刃物を消耗させ、工作機械内部を汚し、結果として機械本体やポンプ等の寿命を短くしています。 これらを取り除くことで、加工環境は劇的に改善されるんですね。