工作機械では日々、金属を削り続けていますので、スラッジは発生し続けるものです。
クーラントタンク内にそのままスラッジを放置し、回収しないとクーラント液を腐敗させ、フィルターを目詰まりさせて、加工に悪影響を及ぼします。
スラッジはあらゆる隙間から洩れ、浮遊しながら仕切りを乗り越え、切削液と共に仕切りをくぐり、タンクのいたるところに存在しているため、こまめにスラッジを除去することが大切です。
しかし、GW前やお盆前、年末などの大掃除以外、スラッジ除去に対してあまり手をかけきれないのが現状です。
現場により、スラッジをバキューム式で回収する装置を使用されていたり、業者に依頼されている現場もありますが、装置の使用勝手がよくなかったり、委託費用がかさむなどの悩みがつきまといます。
加工の品質維持や経費削減のためにも、毎日使用しても、簡単で扱いやすく、メンテナンスが容易なスラッジ回収装置を選ぶことが改善のカギとなってきます。
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タンクに溜まったスラッジは沈殿してから大部分は移動せず、タンクの容積を占拠していき、結果、十分なクーラント液を保持できず、加工に必要な量の清浄な切削液を掛けることが出来なくなります。
これにより、加工不良や面粗度悪化が引き起こされるケースが多く存在します。
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スラッジは、1)刃持ちを悪化させ、2)切削液の腐敗原因、3)ポンプの目詰まり、4)タンク容積不足による切削液の不足、5)加工不良の発生原因、6)連休時の大型清掃の要因等、を引き起こします。
1.液面に浮く超微細スラッジ
機械の稼働中はタンク内の流れが速く、たくさんのスラッジが表面張力で液面に浮いてきます。沈むことなく液面を漂い続けます。オイルスキマーやサイクロン、フィルターでも回収が難しく、切削液の中にしぶとく居続けます。
エコイット(SD-A/WD-A/MS-A)は液面微細スラッジを効率よく回収します。(詳しくはコチラ)
2.液中スラッジ
クーラントで洗い流されて排出されるスラッジの多くは液面や液中を漂い、流れが緩やかになると、少しずつ沈殿してタンクの底に溜まっていきます。液面から沈んでタンクに沈殿するまでは、液中スラッジとなります。
液中スラッジを取るには、インラインのろ過装置やサイクロン、マグネットセパレータ等が使われます。
3.沈殿スラッジ
一番良く知られている、タンク底に沈殿するスラッジ。スラッジは水より比重が重いため、機械が止まって流れがなくなると通常はタンクの底に沈んでいきます。
大きく重いスラッジは最初からタンクの底に溜まります。
エコイットES-Aは沈殿スラッジの掃除機です。(詳しくはコチラ)
液面微細スラッジは沈殿スラッジと異なり、クーラントポンプにまでたどり着く可能性が高くなります。
ポンプをつまらせて機械停止の原因となったり、フィルターをつまらせて十分な量のクーラントが供給されなくなったりします。フィルターを通り抜けたスラッジはクーラントと共にワーク、刃物にかけられると、加工精度が落ち、刃物の摩耗度を早めます。液面微細スラッジを回収することでこれらの問題の発生を抑制することができます。
エコイットは特許取得の2段式液面追従吸込みシステムで、浮上油はもちろんのこと、液面に浮く超微細スラッジまで一気に吸引します。
タンクの底にはたくさんのスラッジが沈殿しています。中にはタンクの深さの半分くらいがスラッジということもあります。清掃は、半年、あるいは1年に1回程度、タンクの液を完全に抜き、人出をかけて大清掃するという現場が大半です。
クーラントシステムの中で、スラッジはタンクの底に沈むもの、沈んでいる限り大きな問題にはならないから仕方ないという諦念があるようです。しかし、実際はクーラントを劣化させたり、十分なクーラントを確保できないなどの原因となっています。
本来であれば、何らかの方法で沈殿スラッジを回収したいものです。
例えば、1週間に1度、10分程度の清掃でスラッジを回収するのはどうでしょうか。半年間何もしないで放置するのと、たとえ週一でもスラッジを取るのとでは大きな違いが生まれるのではないでしょうか。
エコイットES-Aは、家庭用掃除機の手軽さでタンク底にたまったスラッジを回収できます。フィルターを使わず、メンテナンスの手間もかかりません。
たまった汚泥スラッジを一気に解決
ダーティータンクの掃除機です!!
現場での環境改善にトータルコストダウンにお役に立ちます!!
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タンクの底面を掃除機感覚で回収していきます。 | 内部が見える構造なので取れているかの確認も一目瞭然! | 毎分100Lのポンプで回収された切削液はタンクへ戻りますので、機械が運転中でも切削液不足にはなりません! |