浮上油回収・油水分離について

なぜ浮上油が問題なのか

一般的に浮上油とは、潤滑油・防錆油・不水溶性切削油・グリースといった油の総称です。
工作機械の加工液として使用されている水溶性クーラント液は、90%以上が水のため、クーラントタンクに油が混入すると、比重差により油が浮上します。

しかしながら、工作機械及びタンクの設計サイドとしては、クーラントタンクに油が混入しても、仕切り等で油がタンクの重要エリアに侵入するのを防いでいると考えられています。
しかし、油はあらゆる隙間から洩れ、仕切りを乗り越え、水と共に仕切りをくぐり、タンクのいたるところに存在しています。
その様になってしまうと、もはや回収するしかありません。
クーラント液を腐敗させ、フィルターを目詰まりさせて、加工に悪影響を及ぼします。

工作機械では機械摩耗を抑えるために潤滑油・作動油を使用します。この油は摺動面に注入され、クーラント液が掛かることで洗い流され、クーラントタンクへ混入します。

浮上油がタンクに混入 フィルター目詰まり タンクに膜が発生した

また、潤滑油以外でも加工ワークに付着している油が加工時に洗い流され混入します。混入した油は、排出されることなくタンクに浮上し膜を形成します。この膜は、クーラント液と空気を遮断し、嫌気性バクテリア(空気が嫌いなバクテリア)を大量に発生させる環境を作ります。このバクテリアはクーラント液を腐敗させ、悪臭を引き起こします。
一般的に機械加工工場で感じる鼻に着くにおいと言うのはこれが原因です。

悪臭の原因 油汚れの原因 加工環境の悪化
フィルターの目詰り オイルミスト発生源 ワークのべた付き

浮上油は、①悪臭の原因②現場の油汚れの原因③加工環境を劣悪にする④フィルター等の目詰まりの原因⑤オイルミストの発生源⑥ワークのベタ付き等を引き起こします。

浮上油回収中の動画

浮遊物・浮上油回収中の動画です。回収の仕組みを分かりやすく解説しています。永進テクノの「エコイット」の回収パワーを是非ご覧ください。

浮遊物・浮上油回収の仕組み

浮遊物・浮上油を回収する仕組みをご説明します。

他社製品との比較

浮上物・浮上油の回収装置といえばベルトスキマー式の油水分離装置を使用されている方が多いと思いますが、効果は十分に出ているでしょうか??他社製品とエコイットを比較してみてください。

ベルトスキマ― 遠心分離機 エコイット
価格
設置場所
処理量 ×
メンテナンス性 ×
油水分離力 ×
特徴・問題点 特徴:設置場所が狭くても使える。装置が安価。操作が必要ない

問題:積極的に回収しているわけでは無いので、装置の下にある浮上油を回収するのみ。すくい上げた浮上油をスクレーパーで回収する為、摩耗が発生する。また、微細なスラッジが浮上している場合は油と共に回収しベルトを摩耗させる。摩耗したベルトは水をすくい上げやすくなり回収精度が落ちる。回収スピードが遅いため浮上油を回収しきれない。
特徴:高精度な分離が可能

問題:積極的に吸引する為、浮上スラッジも回収してしまいメンテナンスが発生する。 汚れているタンクで使用されるのが通常の為、汚れによって回収精度が落ちる。
特徴:タンクの水位や汚れによる沈下などの影響を受けづらく、掃除・メンテナンスが容易なため継続的に安定して回収が可能。浮上油だけでなく、浮上スラッジの回収も可能。回収したスラッジは標準装備のストレーナで回収されるか、浮上油と一緒に排油として回収される。

問題:安価なオイルスキマーに比べて設置面積を多く取る

エコイットが他社製品と比べて強い点

  • シンプルな構造でコンパクトなのに高性能
  • メンテナンスが容易なため、長期間安定して回収が可能
  • 浮上油だけでなく、浮上スラッジも同時に回収可能
  • キャスター付きなので、移動が容易
  • 完全エアー駆動で電気を使わず、安心安全
  • 現場が使い続けることを一番に考慮し、タンクをキレイにし続けることが可能

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